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★本日のコラム★
不動産市場の空家問題。
空家問題。皆様もお聞きになった事があると思います。
人口・世帯減少・少子高齢化などの要因で徐々に深刻化しています。
このまま放置すれば、2033年には空家率は30%を超えるという報告もあり、日本の今後が心配です。
空家がある事がそんなに問題?何でそこまで問題視されているの?と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は空家が抱えるリスクについてお話したいと思います。
①犯罪利用や災害のリスク
人の出入りがない空き家は、放火や空き巣、不法投棄などに利用される可能性が高く。過去には、詐欺や薬物売買の拠点として利用されていたという事例もあります。実際に空き家が増えると犯罪件数が増えるというデータもあり、空き家には犯罪のリスクが付き物です。
②放置された空き家の老朽化と周囲への悪影響
空き家は、居住住宅に比べ老朽化の進行がとても早く、庭付きの住宅の場合、定期的な管理が行われないと、すぐに庭が荒れてしまいます。適切な管理が行われず、老朽化してしまった空き家やその庭は、そのままにしておくと周囲へ悪い影響を与えてしまいます。
・放火や失火による火災
・庭木の越境、雑草の繁茂
・発生する害虫・害獣
・不法投棄など衛生状況の悪化
・不法侵入・不法占拠
・景観の悪化 など
手入れされていない空き家は、その地域の環境・景観の悪化に繋がります。
管理の方法や火災の予防が不十分だったと判断されると、所有者が責任を問われることもあるので注意が必要です。
③空き家があると土地が有効活用できないリスク
空き家が建っていることで、土地の有効活用機会を損失しています。
④空き家により資産価値が下落するリスク
空き家は老朽化が早いので、資産価値が下落しやすいです。資産価値が下落すると売却や賃貸としての利用が難しくなり、空き家として放置される時間が長くなることで、更に資産価値が下がるという悪循環に陥ります。
空き家のある地域は住まい環境としての人気が下がり、住む人も減り、その地域全体の価値が下落していきます。自分の所有する空き家の資産価値だけではなく、周辺地域の不動産の資産価値までも下げてしまうリスクがあります。
⑤空き家で増える税金のリスク
空き家であっても、固定資産税や都市計画税を納税する義務は発生します。また、相続の際には相続税の対象にもなります。適切な管理が行われていない空き家は、税負担が増える可能性もあり、放置することによる税金のリスクは非常に大くなります。
上記のように、空き家は使わずに放置しておくと、多くのリスクを所有する事になる為、適正な管理が求められます。
空家についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、弊社へお気軽にご相談くださいませ!
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