おはようございます。
営業の北垣です。
本日は、
ベトナム不動産市場の課題・注意点と
今後の不動産市況の見通しの続きの解説をさせて頂きます。
④ 課題と注意点
外国人のベトナムでのマンション
の所有は、2015年に解禁され認め
られるようになりました。
ベトナムで
は中国と類似していて、土地は国の
ものであり、借地のような土地利用
権の取引です(外国人は土地利用権
を取得できません)。外国人による過
度の投機を防ぐため、外国人はマン
ション全体の30%までしか購入でき
ないという規制があります。
謄本制度も現在整備中ですが、す
ぐ発行されなかったり、プロジェクト
によってはしばらく発行できなかっ
たりする物件もあります。
建物・設備
施工のクオリティも全体的に高く
なく、漏水、クラッ久故障等のトラブ
ルがあります。
次に、ベトナムでは国内の資金が
海外逃避するのを防ぐため、ベトナ
ムから海外に送金するのに手間がか
かり、日本に国際送金するのがやや
面倒です。また、税金の支払いのた
めに委任状を公証人役場で公証す
る必要があります。
⑤ 今後の見通し
少し大きな視点から、人口構成と
景気を考察すると、日本は急成長して
バブル崩壊、その次は中国、これから
くる国はベトナムだと思います。
ベトナ
ムの中心部の価格は東京の10分の1
程度です。
ベトナムの次はおそらく
人口約13億人のインドかと考えていま
す。
ベトナムの不動産視察・内覧に来
た方から、「このバブルの状況はいつ
まで続くでしょうか?」という質問がよ
くあります。現在のベトナムは日
本のl970、l980年代の状況に似て
いると考えていますので、現在一番人
口が多い30歳前後の人が40歳くら
いになる頃、つまり10年後には、全体
の住宅需要が少し減少し、また現在
なかなか供給されないマンションも
10年後にはある程度供給され、価格
は一旦落ち着くのではと考えています。
世界経済の影響による微調整も短
期的にあるかと思いますが、1,500万
人増加する人口、若い国民年齢、こ
れから増加する所得水準等のマクロ
経済指標と現在の需給関係を分析
すると、ベトナムの不動産の価格は、
今後5年から7年は上昇する可能性
が高いと考えています。
⑥ 最後に
不動産業界の方なら、何よりも
「現地」が大事なことはご存知かと
思います。ぜひ一度、エネルギッシュ
なホーチミンに来てみて、好況さ、不
動産市場の活況ぶりを感じてみてく
ださい。
ベトナム不動産市場の課題・注意点と
今後の不動産市況の見通しの解説を終わります。
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